十八、傾斜コア・倒れコアとPL面の干渉 金型設計「虎の巻」
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設計時の注意
十八、傾斜コア・倒れコアとPL面の干渉 |
型閉め時、傾斜コア・倒れコアが作動した先で固定型PL面と干渉する場合があります。
図1.図2.のように傾斜コア・倒れコアが作動後、製品の下から外へはみ出す場合(PL面にかかる場合)、あるいは図3.のように傾斜コア・倒れコアが元々PL面にかかっている場合、PL面が可動底面の方へ下がっているときに起こります。
また稀なケースですが、PL面が平らでも傾斜コアの動作方向が上りの場合には起こり得ます。
型閉め時のシミュレーションをしてみる必要があります。
押出板に早戻しのスプリングが入っていて、リミットスイッチで押出板の戻りを感知していればひとまず安全と言えるでしょう。また図4.のように、PL面の作り方で回避すれば干渉は起こり得ません。
傾斜コア・倒れコアが動いた先に下りPLがあるときは要注意です。