十、傾斜コア・倒れコアと製品との干渉 金型設計「虎の巻」
このページでは金型設計をする上で必要な計算式や注意点、更に失敗談など様々な情報を公開させて頂きます。
本サイトに掲載された情報を元に製作された金型で何らかの事故が発生した場合
本サイトは一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承下さい。
設計時の注意
十、傾斜コア・倒れコアと製品との干渉 |
傾斜コアは製品突出し時にコアを横へ動かしてアンダーカットをはずす機構ですが、コアが動き切った先に(コアのアンダーカット処理ストロークの範囲内で)干渉する製品形状がないことが条件となります。
上図のようなケースは傾斜コア不成立となってしまいますので、傾斜コアの平面的な形状を変形させる等して干渉形状を回避しなければなりません。製品形状次第で臨機応変な対応が必要になります。
尚、倒れコアはストロークが小さいので傾斜コアほどではありませんが、同様のことが言えます。