四、金型重心 金型設計「虎の巻」
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強度計算
四、金型重心 |
(金型の重心位置計算)
重心は簡単に説明すると物体をその一点で吊り上げたとき、物体が傾くこと無く吊り上げることの出来る一点のことを言う。
直方体の重心位置はその中心に存在する。
つまり直方体の高さをhとしたとき、高さ方向の重心位置はh/2となる。
このことから固定側取付板、主型(固定・可動)、可動側スペーサー、押出板(上・下)、可動側取付板のそれぞれの型開き方向の重心位置を導くことができる。
可動側取付板の底面からそれぞれの型開き方向の重心位置までの距離をℓ1,ℓ2,ℓ3,ℓ4,ℓ5,とし、その距離にそれぞれの重量を掛け、その合計を総重量で割ると型開き方向の可動側取付板の底面からの重心位置を求めることができる。
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